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ネットビジネスでは「より稼いでいる人の意見」が正しいのか?

ネットビジネス初心者講座
上原です。

今、本業のお得意様の関係で長野の旅館にきているのですが、Wifiは完備してあるし、一人なのでパソコンに向かい、そのまま軽く仕事してます。

とりあえず、風呂が完全に貸切で最高でした。

誰もいない露天風呂で1人でシャンパンを飲んだ時点で「来てよかった」と感じましたね。

週末は別の予定がありますので明日帰りますが、しばらくゆっくりしたいくらいです。

昭和の文豪のように、しばらく温泉にこもって仕事するのも普通にアリだなとかちょっと思ってしまいました(笑)

さて、今回は

「より稼いでいる人の意見が正しいのか?」

という点について解説しておきたいと思います。

ネットビジネスで「より稼いでいる人の意見が正しい」という風潮について


実は、情報発信ビジネスに取り組んでいる方(Kさん)から以下の様なご相談を頂きました。

——————————————-

上原さんお世話になります、Kです。

レビュー記事を書いていたんですが、 以下のようなメッセージが届きました。

「あなたが記事にしていたAさんは年収10億あると言われていてあなたよりも稼いでいます。稼いでいないあなたの意見は信頼できないですし私はAさんについていく事を決意しました」

どこをどう見ても、Aさんのオファーは詐欺っぽいのでその事実を書いただけなんですがこういうメールが届きました。

上原さんのところにもこういうメールは届くでしょうか?

そして、こういうメールにはどういう風にお返事をしていますか?

——————————————-

上記のようなご相談でした。

で、実はこの手のメールは今はそんなにこないんですが、このブログを立ち上げた当初は結構この手のメールも多かったですし、割りと批判めいたメールが届く時もありましたね。

酷いものになると

「Aさんは月収億を超えており上原さんよりも稼いでいます。 あなたみたいな雑魚は情報発信しないでください」

みたいなメールを頂戴したこともあります。

まあ、私的にはどうみてもこのAさんの経歴は分かりやすい演出でしたので、

「こんな演出をピュアに真に受けてる人ってまだいるんだな」

というのが率直な感想でした(苦笑)

この辺りは、まさしく「よりたくさん稼いでいる人は正しい」という考えに基づいたメール内容になっています。

ただ、こういうメールを送る人の視点が結構危ないなと私は感じるんですよね。

何故なら、この業界では実際に稼いでいる人のほうが詐欺っぽいオファーを出しているケースが多いからです。

例えば少し前だと与沢翼さんなんかいましたよね。

与沢翼さんは過去に様々な高額塾を打ち出していました。

じゃあ「一番稼いでいた与沢翼さん」の商材を買ったり高額塾に参加した人はどうなりましたか?

という話です。

そう、まともに稼げていないんですよね。

もし、与沢さんから購入した人がみんな稼げていたら、今頃、世の中は億万長者だらけになっていなければならない理屈になります。

ただ、現実的にはそうなっていません。

では何故、「一番稼いでいる人」の与沢翼さんから商材を購入した人達は稼げなかかったのでしょうか?

それは与沢翼さんが「一番稼いでいる人」だとしても「優良商材を提供する人」ではなかったからという単純な理由です。

しかし、「よりたくさん稼いでいる人は正しい」という価値観がある場合、実際のノウハウが優良かよりも、与沢翼さんが「一番稼いでいる」という点だけで盲目的に信じ切ってしまうわけです。

そして、与沢翼さんもそういう人をターゲットにして高額塾を大量に売り、たくさんの収益を稼ぎ出したわけです。

要するに、「よりたくさん稼いでいる人は正しい」という考えを持っている人はカモになるわけですね。

だから、巷の高額塾では実際には稼いでいなくても、「稼いでいる雰囲気」を出して嘘の実績を打ち出したり、高級車とかタワーマンション等の、「権威性を移行出来るアイテム」を使って演出がされるわけです。

>>アフィリエイトやネットビジネスで実績がない場合、嘘はOKなのか?

これは、セールスの世界では「権威性」とか「社会的証明」などと呼ばれるのですが、権威があったり、社会的証明がある人の意見を人は盲目的に信じてしまうという、人が持つ根本的な特徴を利用したものです。

これはどんなビジネスにおいても共通で、私の本業である整体業でも全国各地に「ゴッドハンド(自称)」の先生はたくさんいますからね(笑)


結局のところ、たとえ全く同じノウハウでも

・権威がある人が言った事

・無名の人が言った事

この両者によって聞き手の判断は容易に変わってしまうわけです。

この性質を利用して、巷で1万円くらいで売られている情報が20万、30万の高額塾に加工されて販売されたり、中には1円でも売れないゴミ情報が高額塾になったりしているわけです。

で、打ち出される実績も本物という根拠はありませんし、中には全部嘘で塗り固められているケースも多い・・・。

という事です。

ただ、そういう場合に「本当に稼いでいる人なのかどうか?」を追及するよりも「本当に質が高い情報なのか?」を追及する方が間違いなく懸命です。

何故なら、「本当に稼いでいる本物の人」から学んだとしても自分が稼げるようになるかとは完全に無関係だからです。

まあ、家庭教師でもそうですが、

・東大生だけど教えるのは下手な家庭教師

・中堅大学だけど教えるのが抜群に上手い家庭教師

この両名だったら後者のほうが良いという事です。

東大とかそんなものは全く関係なく、下手したらコミュニケーション能力が低い事もありますし、学歴なんて1ミリも役に立たないわけです。

本物かどうかを見破るのは時間の無駄であって、それだったら

「自分にとって価値がある情報なのか」

という要素にフォーカスした方が遥かに有益なのは言うまでもありません。

「誰が発信した情報なのか」よりも「どんな情報なのか?」で判断すべきだという事です。

では、どうすればそういう判断が出来るのか?

それは・・・

情報発信している人は月収20万円のつもりで読む


情報発信している人を

「あ、この人は月収20万円だな」

という視点で読むという方法です。

実際のところ、発信のレベルが高い人であれば月収がいくらであろうと読めば質の高さは明らかです。

本当に質が高ければ、たとえ月収20万だとしても文章を読んだ瞬間に

「あ、この人は今はまだたまたま稼いでいないだけできっとすぐに大物になるんだろうな」

みたいな印象を覚えるはずです。

だからこそ、「情報だけ」で判断するのであれば、その人がいくら稼いでいるのかとかを差し引いて判断すべきだという事です。

それでも内容が伴っており学ぶ部分があるのであれば、その人から学ぶ価値があると判断できます。

しかし、「月収20万円なんだ」と分かって、一気に目の前の人の情報の価値が薄れるのであれば、あなた自身は「その人の情報ではなく実績に価値を感じているだけ」だという事に気付くべきです。

そして、「実績はいくらでも誤魔化しがきく」 ために、後で損する可能性が高いという事になります。

ちなみに、今回お伝えしているのと近い事例だと感じるのがショーンk氏の学歴詐称問題です。

一応、知らない人の為に書いておきますと、ショーンk氏というテレビでお馴染みだった コメンテーターがいました。

彼はテンプル大を出て、ハーバード大学ビジネススクール修了と超エリートと言われていました。

しかし、これらは全て嘘で実は高卒だったという事で話題になりました。

それで、激怒している人もいるとかいないとか。

ただ、私から言わせれば、はっきり言って激怒している人は「浅い」です。

と言うのも、たとえ高卒だろうとハーバード卒だろうと

「過去に発信した情報の質は何も変わらない」

のが現実です。

もし、過去の発言に納得していて魅了されていたとしたら、それはあくまでも発言内容に魅了されていたわけですよね。

それが学歴が変われば発言の質まで下がるんですか?

だとしたら、彼の発言の質を見ているのではなく

「ハーバード大学ビジネススクール修了」

という権威性を見ていたという事になります。

私から見れば

「私は情報の質ではなく権威性にまんまと引っかかるバカです」

と白状しているようなもんです。

もし、権威性があるから正しい、ないから間違いとかそういう基準を持っていると、いつまでもまともに自分で物事を判断することは出来ません。

結果として、いつまでたっても目の前の権威とかに振り回されて、まともな情報を得ないまま時間だけが過ぎ去ってしまいます。

だからこそ、私が最もお勧めするのは

「人と情報を切り離して、情報のみでその質を判断する」

という事です。

私がインターネットの世界が素晴らしいと感じるのは「凄い人の意見だから正しい」という価値観ではなく「たとえ無名の人でも良い事言っていたら認められる」という価値観がいつでも存在するところにあると思います。

例えば、つい最近も「保育園落ちた日本死ね」という記事を書いた無名の主婦のブログがスポットライトを浴びましたが、そういう「名もなき個人」の意見が喝采を浴びるのがネットの世界の一番面白いところです。

これはリアルではあり得ないわけです。

リアルでは「権威がある人の意見しか聞いてもらえない」わけですから。

私がいる整体の世界なんかはその最たるもので「誰の意見なのか」がすべてで、有名な先生の施術(ノウハウ)だから無条件にありがたがる風潮というのが、私が最も抵抗を感じているる部分であります。

これはサラリーマンをされている人にも当てはまるのではないかと思います。

例えば

「上司が黒だと言えば自分も黒だと言わないといけない」

という感じです。

こんなのが嫌だったわけです。

こういう権威主義的な社会のカウンターカルチャー的な要素がインターネットには元々存在していたと私は感じます。

>>SMAPの解散から学ぶ「自由」とカルチャーとネットビジネス

だからこそ、ネットの匿名性、名もなき個人の意見というのはもっと尊重されて然るべきですし、そういう人の意見がより脚光を浴びるような社会の方が面白味があると感じます。

情報業界で次々と高額塾が出て「凄い人アピール」があるのは、ある意味この逆なので個人的にはあまり好きになれないですね。

まあ、この辺は完全に個人的な意見ですけが、ネット社会のあるべき姿は権威主義ではないと私は感じます。

私が考える「自由」とは「精神的な自由」でありそれは本質的には「権威主義からの脱却にある」と感じているからです。

学歴に縛られ、出世に縛られているうちは権威主義の中に埋もれているという事です。

ネットの世界の中でも偉い人に頭を下げたりセミナーに出て権威がある人にお近づきになりましょうという戦略を提唱している人もいますが、まさに権威主義的な発想です。

そして、権威に振り回されている間はいつまでも精神的に自由になる事は出来ないって事ですね。

とりあえず、誰もいない温泉につかりながら自由って良いなと感じた次第です(笑)

という事で参考になれば幸いです。

それでは上原でした。

PS.

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